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メテオのbackpackerのレビュー・感想・評価

メテオ(1979年製作の映画)
3.0
なんとなんとなんとなんと、こいつは凄い体験でした笑
カリコレ2016で見てきたのですが、フィルムが劣化し退色していて、全体的に赤いんです笑
ショーン・コネリーとか、ヘンリー・フォンダとか、中々の豪華キャストながら未だにDVD化されていないらしい今作。
1979年に作られたディザスタームービーと言うことで、当時の世相を意識しつつ、かなり頑張って作ってたんだなと全編通じて感じました。

彗星がアステロイドベルトの小惑星にぶつかり、破片が隕石として地球へ降り注ぐ。
なかでもでかいのはTNT爆弾250万発分の破壊力で、ぶつかったらたちまち氷河期になるからさー大変!
密かに衛星軌道上に配備していた対ソ連用核ミサイルで破壊しようと計画するが、如何せん火力不足。
そうだ!ソ連も配備してる軌道ミサイルを使うよう打診して、協力するんだ!!
という映画。
ソ連とアメリカのミサイルが肩を並べて隕石に迫るシーンは、よくこれ作ったなぁと素直に驚きました。

小隕石が引き起こす、スイスの雪崩・中国への津波・ニューヨークマンハッタンの壊滅、かなりの人員と金を使ってるのがよぉ~くわかります。
ニューヨークに落下した隕石は、この時既にワールドトレードセンターを破壊していたのか……。何か既視感を感じる瞬間でした。
地下のセンターから脱出するとき、泥水をかぶりながら逃げるシーンには釘付けでした。CGなんてありませんので、演技がとても生々しくリアリティーがあります。


観賞後、配給元の日本ヘラルドの坂上様と荻野様が、日本ヘラルドについて、仕事について、メテオ等のインディペンデント映画を買い付けることについてetc.と、色々なお話をお聞かせくださいました。
なんとも貴重なお話で、今日無理して見に行って本当に良かったと思いました。
坂上様、荻野様、ありがとうございました。
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