カッキー

ネバーランドのカッキーのネタバレレビュー・内容・結末

ネバーランド(2004年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

事実に着想を得たとあった通り、ピーターパンの誕生にまつわる秘話を映画化。
ピーターパンは、元々は児童書というより、大人も子どもも楽しめる舞台作品だったことは知らなかった。
舞台作家のジェームズ・バリーは、既婚者ではあるが公園でシルヴィアという未亡人と4人の子供たち(みんな男の子)との交流を通して、ピーターパンは誕生する。
4兄弟の名前からピーター、マイケル、ジョージ、シルヴィアの母親からフック船長のイメージを得ている。
時折ファンタジーな演出があり、子どもの心を忘れていない大人もそうだし、子どもにも見て欲しい映画だと思った。
最後の方で、スノー夫人という老婦人が時間に追われる話をしていたが、なるほど、今更ながらピーターパンに出てくるあのワニは、時間のメタファーだったのかと納得。
見終わって、キャストの中でイアン・ハートが演じていたのがアーサー・コナン・ドイルだったのかと驚きだった。
バリーと同じ時代を生きた作家だったのかと。
ジョニー・デップが、ジェームズ・バリを、シルヴィア役をケイト・ウィンスレットが好演。
フレディ・ハイモアは子供らしくないところがあるピーター役を好演していた。
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