のんびり

ザ・ロードののんびりのレビュー・感想・評価

ザ・ロード(2009年製作の映画)
3.7
ポストアポカリプス(私の大大大好きなジャンル)
文明が退廃して約10年、世紀末と化した地球で生き続ける父子

今更何が起こる訳でもない、ある意味で日常を描く映画
ルールなど存在しない弱肉強食の世界で
善人でいようと藻搔き続ける

息子を愛していながらも息子に自殺の仕方を教える
場合によっては自分の手で殺す決意も出来ている
父は息子を強く育てるために守るけど
父だって息子に守られているんですよね
どんなに善人であろうとしたって悪人から身を守るためには
自分も悪人にならないと生きていけないかもしれない
何度か悪い方向に落ちようとする父は
息子の純真無垢の心に救われていたんだと思う

あの世界で大々的な救いは起こらないだろう
そんな世界でも道徳心を持ち続けていられるか
のんびり

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