NAOYA

GANTZ: PERFECT ANSWERのNAOYAのレビュー・感想・評価

GANTZ: PERFECT ANSWER(2011年製作の映画)
3.8
おこりんぼう星人ミッションで加藤勝が命を落としてから5ヶ月後。玄野計は100点メニューで加藤を生き返らせるために戦い続けていた。しかし、100点手前で今までに無いミッションの異変が起こる。ガンツの何かが狂い始めていた…


実写版「GANTZ」の完結編。
前作よりも今作の方が好きです。


前作では存在感無かったメンバーも今作はそれなりに活躍してます。

前作はちょっとしか出なかった小島多恵こと、多恵ちゃん。
今作では重要なキャラに。
演じる吉高由里子はイメージ違うと思いましたが、大人しい女の子の感じがしっかり出てました。

鈴木のおっちゃん、桜井も弱いながらも出番は増えました(笑)

今作から新しく出てくる卒業メンバー。女子高生役の子が可愛かったです。

山田孝之演じる映画オリジナルキャラは出す必要あったかな?
山田孝之は好きな俳優さんなんですが無駄使いで残念…。


アクションは前作よりも数段パワーアップ!邦画では高レベルなアクションだと思います。
今作はXガンもたまに使いますが、ガンツソードを使った剣術アクションが中心です。

中盤の黒服星人との戦いでは、狭い電車の中にも関わらずスピード感のあるアクション。
電車の外に吹き飛ばされた玄野がまた戻ってくるシーンが好きです!
玄野vs黒服星人のボス(綾野剛)の戦いも良かったですが、卒業メンバー3人vs女の黒服星人の戦いも短いながらも良かったです。

終盤は玄野、加藤vs加藤星人の2対1の戦い。個人的には電車内の戦いよりもこちらの方が好きです!
玄野はもちろんのこと、加藤もそれなりに強くなっていて良かった。しかし、その2人でも苦戦するほど加藤星人が強い、強い。

原作では玄野と加藤が2人で、がっつりと共闘するのは実はほとんど無いんです。
しかし、映画で2人が一緒に戦うシーンが観れたのは嬉しかった。これが観たかったんです!


ストーリーは原作の吸血鬼、多恵ちゃんミッション、ガンツボール、などを取り入れた映画オリジナルストーリーに。
加藤の弟の歩の世話を玄野と多恵ちゃんがしている設定は原作に取り入れてもいいと感じるぐらい良かったです。

オリジナルのラストは公開当時は原作がまだ完結していなかったのに、よくまとめたなぁと思いました。切ないラストに少し感動しました。
そして、原作が完結した今改めて見ると、映画の方がしっかり終わっています。


原作の話になってしまいますが、終盤手前までは本当に面白かった!しかし、終わり方が丸投げと言うかあっさり過ぎて残念でした…。

映画の方が謎が残ってはいても原作よりも良い終わり方でした。
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