あられ

がんばれ!ベアーズのあられのネタバレレビュー・内容・結末

がんばれ!ベアーズ(1976年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

落ちこぼれポンコツ野球チームの奮闘記。美少女ピッチャー&目指せ全員野球😊


元マイナーリーグのしがない選手だったモリス・バターメーカは、プール清掃人をして日銭を稼ぐ飲んだくれw 野球の経験を買われ、コーチ料目当てに地元の弱小少年野球チーム“ベアーズ”のコーチに就任する。まるでダメダメな悪ガキどもを相手に、やる気は全くない😆

少年リーグ開幕。初戦の相手はリーグ最強の”ヤンキース”。監督はいけすかないロイ・ターナー。ベアーズ1回の表、一死もとれずに26点取られるw 我慢の限界に達し、モリスは試合を放棄する😆

ロイに馬鹿にされ、子供たちは学校では笑いもの、チーム解散まで求められる羽目に。ところが、癇に障ったモリスは逆に奮起し、ロイへの対抗心も手伝って、俄然やる気にw 勝つことに執着し始める😄

しかし、特訓してみるものの、時間が足りない。少しは上達するベアーズのメンバーだったが、そもそも運動音痴な子とか多めだし、決定打に欠けるってことで、手っ取り早くできる子をスカウトしちゃうw チームにすごい選手がいると強くなるのは事実だしね😆

子供の頃からキャッチボールや投球術を教えていた昔の恋人との12歳の娘・アマンダと、実は野球が好きな不良少年ケリーをチームに誘い入れる😆

なんとしてでも勝ってヤンキースとの決勝に進みたいモリスは、下手な子は邪魔とばかりに、守備の上手なケリーに広範囲を守らせたり、打てそうにない少年には故意にデッドボールになるよう指示したり、肘を痛めてるアマンダに連投させたり…。

そのため選手たちの間に不満が爆発し、チーム内に軋轢が生じる。「試合は9人でやってる」ハブられて、不良なのに寂しそうなケリーw かわいそう😭

しかし、二人を引き込んだことが功を奏し、ベアーズは連戦連勝。ついに宿敵ヤンキースとの最終決戦を迎えた…。


見下していたベアーズの快進撃で、焦るヤンキースの監督ロイ。プライドに欠けて絶対負けられない。勝利のために、正々堂々と戦いたい子供の気持ちを無視する指示をし、ピッチャーである息子のジョーイ・ターナーは反抗しマウンドを降りる😰

子どもたちより勝利に固執する大人たちの姿が滑稽だ😆

ヤンキースのいざこざを見て、モリスは勝つことに執念を燃やし過ぎた自身の子供たちに対する仕打ちを反省する。ベアースがもしかしたら優勝するかもってところで、ベンチにいる控えの選手全員を試合に出場させ、忘れかけていた全員野球の精神を貫く😊

モリスは試合に負けてしまうことを心配し、試合に出たがらない少年に「ベンチを温めるためにチームに入ったのか。守備についてベストを尽くせ」と送り出す😊

日本のスポ根ものと比べると、だいぶぬるいですw しかしながら、チーム一体となって同じ目標に向かってベストを尽くすこと、悔しさや喜びを一緒に共有することが、チームスポーツの醍醐味であると教えられました。

でもまあ綺麗事や正々堂々とかに縁も興味もない自分がコーチだったら、チャンスの時に弱い子は出したくないかもw 多分子ども自身もかっこ悪いからやっぱり出たくないんじゃないかなw
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