もやし

マンハッタン物語のもやしのレビュー・感想・評価

マンハッタン物語(1963年製作の映画)
4.8
やり取りが本当にリアルな恋愛映画。じっくりと一組の恋愛を味わいたい人にはかなりオススメです。


ちゃらんぽらん男の前に、一夜限りの関係を持った女性からあなたの子を堕ろすから良い病院を紹介してくれと言われる。


主人公は彼女ともセフレとも友人とも言えぬような女の家に居候している。
ヒロインは実家暮らしで一人で生きていくことに不安を感じている。
簡単に言ってしまえば半人前の二人。私はかなり共感しました。




本当に胎児をしてしまっていいのか。じゃあ実際どうすればいいのか。産むならこの男と結婚するのか。本当にこの男でいいのか。
男の方からすれば責任を取らなければならないという話。この女性とどういう関係を築いていけばいいのか。

迷いがテーマの映画だと思います。
本当に好きって何だろう。


この映画1963年のものですが、この頃から結婚は牢獄だみたいな話が出てるんですね。今と何ら変わらない話をしてる。


本当に没入できる恋愛映画でした。感動しました。
主演二人の魅力がすごすぎ。
もやし

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