重い気分になるのが分かっているのに観たくなるダルデンヌ兄弟監督の作品 鑑賞4作目
今まで観た作品同様知らなかった真実、今も何処かで起こっているであろう現実を突きつけられた
学校にも行かせてもらえず父親の悪事を手伝う少年イゴールと不法滞在者の女性アシタ
イゴールはアシタの夫アミドゥと交わした約束を果たす為に初めて父親を拒絶する
イゴールとアシタの逃亡をメインに違法労働や児童虐待などをテーマにした重い内容
今まで多くの黒人差別を扱った映画を観てきたけどこの映画でその根深さを思い知った
アシタの尋常ではない気の強さにそれまでどんな目に遭いながら生きてきたのかが想像できて見ていて辛かったな…
ほんの少し微笑ましいシーンはあるものの終始重苦しい
ラストもダルデンヌ兄弟特有のここでエンドロールですか!?のパターン
最後にあの選択をしたイゴールはやっぱりまだ純粋な子供の心を持ってるんだと思った
私だったら絶対に反対を選択するしほとんどの大人はそうすると思う
そっちの方が自分も楽だし相手も幸せだと思ってしまうから
部屋の中で鶏を殺すシーンは直視できなかった
内臓占いって…後で食べるんだろうけど
キツかった😓