地球外生命体

イゴールの約束の地球外生命体のレビュー・感想・評価

イゴールの約束(1996年製作の映画)
3.5
父に盲従していた下層階級の少年が精神的に自立していく姿を、不法移民問題をからめて描いたドラマ。

監督はベルギーのドキュメンタリー畑出身のルックとジャン=ピエールのダルデンヌ兄弟で、本作が長編第3作目。

撮影当時14歳のジェレミー・レニエは、これが映画デビュー作。

カンヌ映画祭「ある視点」部門で注目され、パリで小規模公開ながらロングランを記録。

自動車工場で見習い工員をしながら、外国人の違法就労者を売買するという、父親ロジェの仕事を手伝う15歳の少年、イゴール。ある日、労働監察官による手入れから逃げようとした労働者のひとり、アミドゥが事故死してしまい、イゴールはその遺言に従って、ロジェに内緒でアミドゥの妻子の面倒をみようとする。だが、彼らにアミドゥの死を言い出せなくて、ひとりで苦悩するはめに……。

★1996年カンヌ国際映画祭
 国際芸術映画評論連盟賞
★1996年バリャドリッド国際映画祭
 作品賞
 国際映画批評家連盟賞
★1996年ナミュール国際フランコフォニー映画祭
 男優賞(オリヴィエ・グルメ)
 作品賞
 観客賞
★1996年ベルギー映画批評家協会
 アンドレ・カヴェンズ賞
★1997年度全米批評家協会
 外国語映画賞
★1997年度ロサンゼルス批評家協会
 外国語映画賞
★1997年ブリュッセル映画祭
 ベルギー映画賞
★1997年ジョゼフ・プラトー賞
 女優賞(ソフィア・ルブット)
 作品賞
 監督賞
★1998年ファジル国際映画祭
 作品賞
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