mikoyan358

ブルックリン横丁のmikoyan358のレビュー・感想・評価

ブルックリン横丁(1945年製作の映画)
3.0
エリア・カザンのハリウッドでの最初の監督作品。ニューヨークの下町の小さなアパートを舞台にして、どこまでも夢見がちで現実離れした父親、そんな夫に冷ややかに接する母親、そしてパパが大好きな娘を中心とした家族の小さな悲喜を描いていく、日本だったら小津安二郎になるところがアメリカだとこれなのかな、という感じのお話が続く。見るからに甲斐性はないが本当に人間性豊かだった父親の魅力に気づいた時には...というのを含め、心の琴線に触れる機会の多い人情ものなのだが、これが日本との戦争真っ只中の1945年に公開されたというのがなあ...
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