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フェリーニのローマのアァーーーーーーのレビュー・感想・評価

フェリーニのローマ(1972年製作の映画)
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同監督の「オーケストラリハーサル」を見た時同様、ものの開始10分で
「ああぁぁーー。今の俺にはわかんねぇーやー」
と停止ボタンを押したのは何年前の事やら。
それなりに色んな映画を見てきて素養が付いたであろう今の進化型俺でも
「よくわかんねえやぁーーーー」
と最後まで見て思ったこの映画。

同監督の「サテリコン」と同時期。という割に、セットや色合いへのこだわりも薄い様な気もするし、実際にフェリーニが本人役で出てきて「映画はそんなんじゃねぇ」みたいな事を言ってたり、の割には時系列が今どこなのか、または何がなんなのか、それがなんなのか、ほんでそういう描写が監督後期の作品で個人的大傑作「ジンジャーとフレッド」ほど狂ってもいない、っていう中にも場面場面の「人物多すぎ」なごちゃごちゃした印象的なカット手法はここから来ているとも感じる。
なんか、この時期のほか作品よりかは飽きはしなかったし、「フェリーニの視点から見たローマという土地を3つの時代背景で展開する」ってコンセプトだと知っていたからボケッとしながら見たのもあるけど、終わり方の呆気なさもあれあれあれ?みたいな。

果たして何年後かには理解できる日が来るんだろうか?
んー来ねえだろうなぁ。。
アァーーーーーー

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