おなべ

アパッチ砦のおなべのレビュー・感想・評価

アパッチ砦(1948年製作の映画)
3.7
◉《ジョン・フォード》監督×《ジョン・ウェイン》の傑作西部劇。【騎兵隊三部作】(『アパッチ砦』『黄色いリボン』『リオ・グランデの砦』)の記念すべき第1作目。

◉南北戦争最中 アリゾナの辺境の地“アパッチ砦”にて、米駐屯軍とインディアンであるアパッチ族との抗争を描いた作品。

◉自分が思い描いていた西部劇とは違って、厳格な中佐の娘の恋慕情やコントのような掛け合い、荒野には似つかわしくない歌やダンスの舞踏会etc…とても1948年に製作された映画とは思えないほどエンタメに富んでいた。勿論、アパッチ族との戦いもあるよ!
















【以下ネタバレ含む】















◉サースデイ中佐の娘フィラデルフィアとオローク中尉の恋慕情が堪らなく愛おしい。中々合わない目配りや、遠回しに外堀を埋めて距離を詰めていく感じが令和版『逃げ恥』のようで、申し訳ないけどサースデイ中尉が戦死しても涙は出なかった。

◉飲んだくれ男4人衆のキャラクターが良い!飲んで怒られる辺りもっと良い!仕事もあれくらいが丁度良いんだよなぁ。

◉《ジョン・ウェイン》が演じたヨーク大尉の渋格好良さが光る。アパッチ族との和平交渉をやってのけたり、フィラデルフィアと恋仲にあるオローク中尉を敢えて戦線離脱させる辺りも男前すぎて惚れ惚れ。
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