アパッチ砦を舞台に繰り広げられる人間模様を描いた西部劇。
ジョン・フォード監督の騎兵隊三部作の第一作目。
ヘンリー・フォンダとジョン・ウェインが共演、シャーリー・テンプルがヒロインを演じる。
サースデイ中佐（ヘンリー・フォンダ）が一人娘（シャーリー・テンプル）を連れてアパッチ砦の騎兵隊の司令官として赴任する。
娘は若きオローク中尉と愛し合うようになるのだが……
最前線の砦での騎兵隊の人間模様や生活を中心に描いており、ダンスパーティーなど華やかな社交界も楽しめます。
終盤では騎兵隊と先住民族の大規模な騎馬戦や銃撃戦が繰り広げられ、見ごたえありました。
有名なアパッチのコーチーズ族長や祈祷師のジェロニモも登場します。
ヒロイン役のシャーリー・テンプルがお茶目で可愛らしい。
雄大なモニュメントバレーやホースシューベルトをバックにした風景も素晴らしい。
西部劇にありがちな、白人の傲慢な司令官が、誇り高き先住民に対して卑怯にも騙そうとしたり、高圧的な態度をとりますが、終盤では彼の無謀な戦術により、騎兵隊が先住民に次々とやられる戦闘シーンは爽快です。
とは言え、無能な司令官の命令で死んでいく部下たちが哀れです。
一方で、惨敗した騎兵隊に対してもラストで上手く纏めていて見事です。
親から子へ、子から孫へのリレーも描かれています。
「顔や名前は変われども そこに連隊はある 軍人の魂は何十年も引き継がれる！」
音楽も有名です♪
2022.4 NHK BSPで鑑賞（字幕）
2021.11 NHK BSPで鑑賞（字幕）
