【騎馬隊第1作目】
ジョン・フォード監督の騎馬隊三部作の第1作目。
彼の描く荒野の風景や舞台シーンは西部劇そのものを表している。
時代設定は南北戦争時ともあって人種の問題を主に題材としていた。
もちろんこの時代CGというものはなく激しい騎馬隊の戦闘シーンは下手すりゃ死を招くほどの迫力があり、その感覚は〝マッドマックス〟に酷似している。
しかし本作品は戦闘シーンがメインではない。和平交渉という名の話し合いが本当の趣旨である。
そして劇中流れた南北戦争での北軍の行軍曲〝リパブリック讃歌〟と言ってもピンと来ないので、あの〝ヨドバシカメラの曲〟である。聴いた事のある曲が流れると自然と胸が高まるものだ。
人間心理をついた濃い作品。