アパッチ砦の作品情報・感想・評価

「アパッチ砦」に投稿された感想・評価

ジョンウェインの馬裁きには痺れる。
catsider

catsiderの感想・評価

4.3
特筆したいのは落馬のアクション。本作に限らないところで、スタンダードサイズが活きた構図、行き交う馬群、アクションとカットの幸福な関係、動作の詩情など。ウェインの声の魅力に気付いた作品でもあった。
あなたがアパッチ族を見たのだとしたら、それはアパッチ族ではありません。
怖かった。
フォードの騎兵隊三部作のうちのひとつ。

人間味あふれるヨーク大佐(ジョン・ウェイン)と、頑なな司令官サースデイ中佐(ヘンリー・フォンダ)のぶつかりあいが見ものの西部劇。
シズヲ

シズヲの感想・評価

4.0
後の「黄色いリボン」「リオ・グランデの砦」に繋がる騎兵隊西部劇。辺境の小さなコミュニティーを舞台にしたドラマとしての要素が強い作品で、兵卒達のコミカルな掛け合いや令嬢と若き将校の恋愛模様などアパッチ砦内の人間模様が魅力的。登場人物達が良い味を出しているおかげで物語にしっかりと情感が籠っており、またユーモアやドラマ的側面が濃いからこそシリアスな場面での緊張感が対比的に際立っている。フォード監督作なだけにカットも秀逸で、終盤での砂埃と共にアパッチの大軍が消える(そして砂埃の中からデュークが帰還してくる)シーンなんかは兎に角センスに溢れている。

さりげなく西部開拓時代の本質を端的に描写しているのが面白い。インディアンは(まだステレオタイプ的な要素があるとはいえ)れっきとした対話の意思を持つ存在として描かれているし、その上で開戦のきっかけを作るのはインディアンを軽視する白人の権力者なのだ。その権力者にあたるヘンリー・フォンダの傲慢さが顕著に描かれているだけに尚更印象的。

そういった構図に加えて、失態を犯して散っていった指揮官を生き残った者達が「伝説」として称える様子もまた本質的で興味深い。西部の著名人がダイムノベルや新聞などを介し、虚実入り交じった形で語り継がれていることと根本的に同じなんだよな。それでも後年の西部劇に見られるようなシニカルな眼差しは加わっていないし、本作の骨子はあくまで純粋な娯楽性なのが面白い。名も無き騎兵について語るラストのデュークの台詞が渋い。
砦の様子が良い
U

Uの感想・評価

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2019.2.3 DVD #29

「一杯の酒で争い合うくせに、戦場での水筒の残りの一滴は譲り合う」
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