ヒースレジャー追悼月間、第6弾。
詩人を目指すジャンキー青年ダニエル。ヒースの母国、オーストラリアの映画ということで、訛りを気にせず演じることができたとインタビューで答えていたよう。
またこの映画の撮影時、ちょうどミシェルが妊娠したばかりで、中盤のあのシーンを撮影する時は、ヒースもかなりナーバスになったとのこと。撮影の間に何度もミシェルに電話したと語っていた。ほんとにあのシーンは辛い。
こう何度も観ていると、オープニングで泣けてきてしまう。回転遊具で幸せそうにしている2人だが、同じところをグルグルまわるのは、これからの2人を暗示しているようで悲しくなる。それでも2人は幸せそうなのだ。
ヒースとアビーのジャンキーっぷりは見事。天国から堕ちていくなかで、2人を包む空気が次第に陰っていく様は、じんわりとしながら強烈なインパクトを挟んでこちらを引き込んでいく。
ラストではいつも胸を掻きむしられるような気持ちになるが、それだけ心を揺さぶる演技ができるヒースがすごい。