ひとみん

キャンディのひとみんのレビュー・感想・評価

キャンディ(2006年製作の映画)
4.1
ラブストーリーと思って観たら重い人生ドラマだった。

キャンディの問題はヒースレジャーと出会う前からで、母親との関係に大きく問題があったみたい
ホイップの泡だてのケンカもそうだけどちょいちょい見せる母親の価値観おしつけの傲慢さと、きわめつけはキャンディの6歳からこぶしを握ってた!緊張してた!ってまじ切れシーン。しびれた。
傲慢で過度な干渉をする母親との能天気な父親に育てられ、優しくて刺激を与えてくれるものの倫理観のないだめ男にはまる、、。
とはいえヒースレジャーもキャンディを思う気持ちは真実で、悪いのはドラッグ。どのカップルも自分たちだけの世界を作り出すけど、キャンディ達はそれがドラッグだっただけ。恐ろしい。
結局2人の世界はドラッグと常に繋がってて、、、再開してすっかり元気になったキャンディに初めて出会った日の幸福を思い出したもののより戻さない愛、決意、過去の自分との決別。
ドラッグダメ絶対。というメッセージのみの映画ではなくて、考えさせられた。

2人の演技、美しさももちろん素晴らしかった!
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