マッサージ屋2号店

カメレオンのマッサージ屋2号店のレビュー・感想・評価

カメレオン(2008年製作の映画)
3.0
野田伍郎(藤原竜也)は仲間の春川公介(塩谷瞬)らと詐欺を繰り返しカネを稼いでいた。
ある日結婚詐欺の仕事を終えホテルから出る時駐車場で数人の男達が1人の人物を拉致する姿を目撃してしまった伍郎たち。
念の為に録画した伍郎だが調べてみると拉致された人物は政界を騒がす渦中の者だった。
見なかった事にしようとした伍郎だが、カネが欲しい公介はマスコミにリークしてしまう。
この事により彼らに身の危険が迫り・・・。

劇場公開時以来、10年ぶりに鑑賞しました。
ほぼ記憶から消されてました(笑)

改めて見るとわりと気弱なキャラが多い藤原竜也がかなりバイオレンスしていて面白い。
元傭兵か何かの設定なので不死身っぷりが終盤に際立ちます。

ユーモア交えつつ、冷酷さも兼ね備えるキャラクターが松田優作と被るな〜と見ながらずっと思ってました。
あとで調べたらやっぱり松田優作の為に作られた脚本だったようで。
松田優作が演じてたら間違いなく問答無用な傑作になってたでしょう。
あくまでも昭和なら(笑)

平成の世にはちょっと無理があるかな〜と思いつつ。
で、私の記憶から消されていた理由のひとつとして復讐に転じる流れが唐突過ぎる。
しかも「へ?」なオチも。

ただ、続編は見たかったかな。