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ラブ・アクチュアリーのMのレビュー・感想・評価

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)
4.0

キャストに、ヒュー・グラントとコリン・ファース(ブリジットジョーンズの日記の主演同士)が揃った時点で、イギリスを強烈に感じる。

ロミオとジュリエット的な演出
→地上にいるジェイミーが、2階にいるオーレリアに求愛するシーン

紅茶とクッキー
→イギリス首相ディヴィッドが会議中に欲しいとつぶやく

鉄の女のポスター
→ディヴィッドが自室で独り言の際にポスターを見る

ジェントルマンの意識付け
→命懸けで走っているジェイミーが、老婆にタクシーを譲る

イギリスとアメリカとの対比
→ディヴィッドが、対談相手のアメリカ首相に対して、イギリス特有のユーモアまじえた皮肉。拍手喝采
→コリンが"イギリスの女性は大人びてて冷たい。アメリカの女性ならイギリス訛りな僕を可愛がってくれる"と言って、女遊びのために渡米

ポルトガルとイギリスの風刺的表現
→イギリス人のジェイミーがポルトガル人のオーレリアに求愛したのを見たポルトガル人が、"オーレリアがイギリス人に殺される!食われる!"と言って、住民が集まってくる

1回目見たときは何も感じなかったけど、英文学的視点で見ると、イギリスのイメージ作りが徹底されてました。
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