RIO

ラブ・アクチュアリーのRIOのレビュー・感想・評価

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)
4.3
人々が紡ぐ物語が雑踏に紛れるロンドン・ヒースロー空港。その周囲を舞台に、19人もの男女の様々な愛の物語が次々に紡がれる。

リチャード・カーティス監督の作品は何作か観ていますが、今作は一番お気に入りの作品になりました!皮肉の効いたギャグや軽快な下ネタは健在ながら、恋愛、友情、家族愛まで人々の間にある様々な形の"愛"を描いたとても素敵な物語でした。9.11犠牲者の愛の言葉を語る冒頭からラストの多様性を謳うようなカットまで、ただのラブコメに留まらない社会的なメッセージも持ち合わせてるのが更に好印象です。
そして、やはり監督ならではキャラクターの味付けが最高で、愛しい登場人物たちが点が線になるように繋がっていく様子に感動し、暖かなラストには幸せ溢れて涙してしまいました…。監督ご贔屓のメンツを中心にキャストも豪華すぎて驚きです。ヒュー様が英国首相とか面白すぎませんか?あんなお気楽でイケメンな首相、ファンタジーすぎますよね笑
コリン・ファース演じるジェイミーと旅先で出会ったポルトガル人女性・オーレリアの恋模様、リーアム・ニーソン演じるダニエルと義理の息子の親子愛と彼の初恋、ビル・ナイ演じる落ちぶれたロックスター・ビリーとマネージャーであるジョーとの友情あたりが特に好きなストーリーだったかな。

間違いなくクリスマスに大切な人と観たい映画。こんな真夏に一人で観てしまったのは間違いでした笑
それでも素敵な究極の愛の物語です。絶対幸せになれる映画なので、周りの人達にもどんどんオススメしたくなりますね。
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