フリーザ

椿三十郎のフリーザのレビュー・感想・評価

椿三十郎(1962年製作の映画)
3.9
黒澤明による時代劇。

黒澤明作品にしては100分以内と短くコンパクト。
登場人物が割と多いが味方の9人はそこまでキャラ立ちしてない。

椿三十郎の打つ知的な戦略が面白い。
また結構コミカルで、のんびりした夫人と娘や捕虜になった侍なんかが可笑しい。この辺のバランスが絶妙。

舞台の構造が上手く活かされており、タイトルにもなっている椿が重要な役割を果たすのも良い。

人が斬られるシーンで血が流れないなと思っていたのでラストの殺陣のインパクトが凄かった。
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