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桃色の店/街角 桃色の店のmumbleboyのレビュー・感想・評価

桃色の店/街角 桃色の店(1940年製作の映画)
3.6
昨夜はあまり重くない映画を見たい気分でこちらを観ました。10年以上前に「裏窓」を観て以来ジェームズ・スチュワートが大好きで、伝記をネットで注文して読んだこともありました。読んで分かったのはとても保守的な方だったということで元は俳優だったロナルド・レーガンとも親しかったようです。それはちょっと残念だったけど映画で演じるジェームズ・スチュワートが嫌いになることはなかったです。久しぶりに観てもやはりいいなと思いました。作られたのは1940年で「スミス都へ行く」の1つ後の作品でした。ジェームズ・スチュワートの代表作というとやはり54年の「裏窓」や58年の「めまい」かなと思いますがそのころはもう大分中年でほどよくくたびれたというとちょっとネガティブになってしまいますが良い意味で年季が入った大人の男性という感じ。特にイケメンでも強いわけでもないけど何故だか目を離せないおじさんなんですよね。ですが今作ではまだ若くて覇気があってひょろっと背が高く大分違う印象です。やはりおじさんになってからの深みはないけど、あの独特な喋り方はすでに健在でした。映画は一応ラブコメということになると思うけど昔は今ほどカテゴリー化されてなかったと思うので、映画のストーリーにおいて恋愛展開があるという感じでしょうか。色々ドタバタあって最後の下りがえ!?っていう感じで終わったのが笑えました。すごい名作っていうほどの作品でもないですが、まあまあ楽しめました。ジェームズ・スチュワート大好きな方にはもちろんお勧めです。
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