TakahashiKie

テルマ&ルイーズのTakahashiKieのレビュー・感想・評価

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)
-
ずーっと観たかった名作。
最初は男ウケの良さそうなブルーのアイシャドウにたっぷりのマスカラ、化粧を直すシーンも割と出てくるんだけど、逃亡劇が進むにつれルイーズが持っていた口紅を車の外に捨て、すっかり日焼けし、メイクも落ちきった2人がとーっても美しかった。
ルイーズが口紅を捨てる前にジッと目があったおばぁちゃんはなんだったんだろう。私はあぁはならないわよ、と思ったのかな。
ラストは私にとっては衝撃的だった。泣きたくなるし、笑いたくもなる。女の幸せというより、人間としての幸せ、行きている実感、それを貪欲に求めて求めて下した彼女たちなりの決断。そんなものを2人から感じた。
ただフェミニズムの視点から見れば結局全部男のせいやんって思う。2人は犯人じゃないと主張したバーテンの女の子くらいしか、2人の他にセリフのある女性キャラは出てこなかった。きっと警察に女性がいたら変わっていたのかな。それとも無理かな。許したくないことが多かった。悔しい気持ちのする映画です。

あと、あのタイミングでプロポーズしちゃう?!?!?!?!
TakahashiKie

TakahashiKie