感動できなかった。
そもそもラブロマンス映画が好きじゃないからかもしれない。構成も、タイトル(邦題)と最初の数分で読み切れてしまった。
老化による痴呆って、別に切なくないよ。仕方ないことだし、それを受け入れられないのはただのワガママ。ボケちゃって哀しいなんて、若者の妄想だよね。
愛情の表面上の形は時間とともに当たり前に変わっていくもので、何十年も一緒にいて、最初の頃みたいにアイスクリーム顔にぶつけて舐め取るなんてことはしない。しないけど、それは愛情が薄れた訳じゃないじゃん、形が変わってるってだけで。それを強要し続けるのは押し付けじゃないの?
ただ、悪くはないはずだとも思う。本来、切ないラブストーリーって1番泣けるやつだし、なんとなく切ない結果だということを(邦題のせいで一瞬で分かってしまうことは置いといて、)段々と分からせるって構成も、最後に実はドーン!……って構成よりもずっと良い、合ってると思う。
なので、映画の好みの問題なんだと思うし、自分には合わなかったということなんだと思う。