砂米

きみに読む物語の砂米のネタバレレビュー・内容・結末

きみに読む物語(2004年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

名作中の名作と謳われる作品って何故か気が引けて観れない人間なので、これを観るまでこんなに時間が経ってしまいました。こんなことを言うのは失礼だけど、やっと消化できた…

内容としては確かに素晴らしい愛の物語です。
女性人気が高いのも分かる。
冒頭からライアン・ゴズリングは格好良いです。
彼は無口な男であるほど魅力的に映ります…
登場する人物に誰も悪い人がいないのが特徴的だなあと思いました。

アニー(ノアがずっと好きな彼女)はノア(ゴズリング)といた時間は赤と緑を好んで着てました。
そしてアニーがいない間、ノアの側にいた女性も赤毛で緑の服、赤い車でした。
最初から赤と緑が好きな色だったのかもしれないけどノアが喜んでくれる色だから着ていたのかなと。
相手が好きな人の面影を自分に見ているってこんなに悲しいことなんだと彼女を見て思いました。

ラストまで美しかったですが、現実はこんな美しくいかないことも分かっています。おとぎ話のように感じてしまった冷めた自分もいますが、救いや希望を感じれて良かったと思います。
こんな優しい世界があるって思えることも大切だと思う。
『ビッグフィッシュ』のように愛の温かさを感じれる作品でした。

最近は悲恋物ばかり観る機会が多かった気もするので幸せなエンドに耐性がついてなかったから、しっくりこない部分もありましたが、じわじわと幸せな気持ちになってきました…笑

喧嘩ばかりするカップルは好きではないですが、2人の場合は愛を伝え合う手段なのだと思うと可愛いし何より2人からこの人じゃないとダメなんだという気持ちが伝わってきました。
彼らが幸せな家庭を築けたことに安心しました。
砂米

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