⚪概要とあらすじ
『メッセージ・イン・ア・ボトル』などで知られるニコラス・パークスのベストセラー小説を映画化。
家族とひと夏を過ごすためにノース・カロライナにやって来た良家の子女アリー(レイチェル・マクアダムス)は、地元の青年ノア(ライアン・ゴズリング)から熱烈なアプローチを受け、やがて愛し合うようになる...。
⚪キャッチコピーとセリフ
“「永遠の愛」はほんとうにある-。”
「1つだけ他の誰にも負けなかったことがある 1人の女性を全身全霊で愛した 私にはそれで十分だ」
⚪感想
泣く。
ジャケット見た時ライアン・ゴズリングじゃなくてライアン・レイノルズだと思ってた。
運命じゃなくて奇跡だった。
ラブストーリー王道の身分違いの恋で親の反対もあり、離れ離れ、その間に結婚という展開だけど切なくって苦しい。
周りの人々の行動も通常通りだけど楽しめる。
ノアのアリーへの想いの強さ。純愛。
他の女性に手を出しても面影を重ねてしまい胸の隙間は埋まらない。
序盤のアリーにアプローチするノアはかなりヤバい人だったけど自分なりのアプローチで、アリーもいつもの男性とはちょっと違うところに惹かれたらしい。
ライアン・ゴズリングの切ない表情と演技が凄く良い。『ラ・ラ・ランド』でも良かった。
髭を生やすと急に老ける。髭がない方が若々しくって好き。
レイチェル・マクアダムスは令嬢の雰囲気があって可愛かった。坂本真綾さんの吹き替えでちょっとお転婆な雰囲気もある感じだった。
婚約者がいるのにも関わらずノアに惹かれてしまう気持ちが分かる。
メインの2人の演技ももちろん良かったんだけどアリーの母を演じたジョアン・アレンも印象に残った。
涙のシーンと娘に選択をあげるシーンがなんとも。
登場人物としてはノアの友人フィンや父親のフランクがいい人で好きだった。
ロン役の人X-Menでサイクロップス役の人だった。観たことあるなーって思ったら。
ロンについてもっと描かれてもいいと思うのだけど。何も描かれず結婚するはずだったのに不憫すぎるし、その反動がアリーの酷さに変わってしまって純愛じゃない。
現在のシーンの看護婦さんの「私は、これから下に行ってコーヒーを入れてきます。だからといって、バカなことをしてはいけませんよ」っていうセリフと演出がたまらなく好き。そこで察するデュークもなかなか。
観覧車や道路、ボート、アヒルと白鳥、雨、美しい家とそれぞれのシーンが美しくときめく。
光、水、空気、草、それぞれがキラキラ煌めいている。
⚪以下ネタバレ
ラストは奇跡が起こり2人愛を確かめおやすみと言った後に右手も左手も手を繋ぎながら亡くなる。
しんどいけどなんというかハッピーエンドに感じられて私は好き。
アリーの母の「正しい選択を」みたいなセリフは「後悔しない選択を」っていうセリフにした方が後は彼女に任せてるという思いがより伝わるのでは!?
正しいだと母親がなんか決めつけているというかなんかね...。
ロンのもやもや部分を何とかしてくれたら素晴しい映画。
⚪鑑賞
サタ☆シネで鑑賞(吹き替え)。