ぶん

きみに読む物語のぶんのレビュー・感想・評価

きみに読む物語(2004年製作の映画)
4.5
この年代でしか感じとれない純粋さ。
その一瞬一瞬が尊い。

望みどおりに生きれるかどうかは周りの環境にもよる、ってことを思いました。

この時代のファッションをレイチェル・マグアダムスがキュートに着こなしていて何度も観たくなります😍

印象的な湖のシーンは
手漕ぎボートと鳥の群れ🦢🦢
一枚の絵画のように美しいです✨


私の叔母のケース-----------------

舞台となっているワシントンD.C.は今も叔母(90代)が住んでる場所で、親が決めた婚約者がいたにもかかわらずダンスホールで出逢った軍人と恋に落ち、駅前のNOVAで英語を少し習っただけで駆け落ち同然にアメリカへ渡ったそうな。

子どもはないがフランス・ドイツを転々とし、終の住処は夫の故郷。
広い芝生に平屋建て。日課はテラスに餌を置いて野生のリス🐿におはようを言うこと。

日本語はほとんど忘れて書けないのよと、定期的にタイプライターで打った手紙をくれる。
そこには祖国と残してきた親子ほど年の差がある兄妹を想う文面と、夫を介助しつつもラブラブな日常が綴られて…

年を重ねると少しも後悔のない生き方なんて存在しないのかも知れませんが、若かりし頃の選択はきっと間違っていなかったと確信するのです。

この作品を通して「Go my way」が口ぐせの叔母が、希望どうりの最期を迎えてほしいものだと切に願います
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