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きみに読む物語のknykeastのレビュー・感想・評価

きみに読む物語(2004年製作の映画)
4.1
原題 THE NOTEBOOK

凄くシンプルで素敵なタイトルですよね。邦題も悪くないですが、原題の方がより作品の感動を呼び覚ましてくれます。

物語はとある川沿いの邸宅で、認知症の女性に1人の男性が、ある物語の読み聞かせをする場面から始まります。男性は女性の夫であり2人は実は夫婦であった。。

その物語は、風光明媚な田舎町で肉体労働で生計を営むノアと、都会からバカンスで町を訪れていた富豪の娘アリーとの恋物語。

情熱的で天真爛漫なアリーを演じるのは、レイチェル・マグアダムス。そしてアリーに一目惚れした一途な青年ノアを演じるのは、ライアン・ゴズリング。

眩しいばかりの、この若き二人が織りなす純愛がストレート過ぎて、こちらが気恥ずかしくなります(^^)

でも、自分の中で、何処かに忘れたまま置き去りになっている、思いであったり、感情であったり、大切な何かを思い出させてくれる気がしました。

物語が進むにつれ、どんどん感情移入する認知症の女性。そして物語と記憶の交錯。。

「あなたは私達の愛が奇跡を起こすと思う?」
「ああ、思うよ」

せつなくも、深い愛に包まれた名作です。
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