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オー・ブラザー!のmiiのレビュー・感想・評価

オー・ブラザー!(2000年製作の映画)
4.2
ボーダーの囚人3人が脱走。
もう〜鎖に繋がれてるから引き摺り落とされる列車のシーン
のっけから面白いのだけどw
逃げる途中で 様々な人と出会うのだけれど
冒頭のトロッコの老人の言葉に 本作の要あり。
「旅の道は長く険しくとも 恐れる事なく前に進め。
求めた宝とは違くとも 魂は救われるだろう」

ヘアネットを欲しがったり やたら髪型を気にするポマード命のエヴェレットを
イケオジであるジョージ・クルーニーがやるからいいのよね。
殴り合いもイケてない 三枚目を演じています。
カエルで叫ぶデルマーも そのくだりもめちゃくちゃ可笑しかったw
そんなんあるか!って(笑)

神に魂を売ったピートとデルマーが居て
今度は悪魔に魂を売ってギターが弾けるようになった男トミーと出会った事で歌を披露するのだけど
アメリカ中で彼らが歌う「ズブ濡れボーイズ」がヒット!

他にも銀行強盗男や大食漢の男とも出会うのだけれども
彼らは道を誤った事で制裁がある。

最終的には 自分たちが正しい人生の選択をした事(トミーをKKKから救った事)から
「ズブ濡れボーイズ」という宝を得た3人。

のどかなカントリー音楽が
彼らのロードムービーに雰囲気を持たせて
様々なジャンルの音楽が流れます。
道中には心が洗われるような音楽とも出会い
美しいものには魂が救われたり まやかしに騙されたり。
面白さの中に宗教色が塩梅よく隠された
コーエン兄弟による人生賛歌となっています。
そして 信じる者は救われる···でエンド♪

それにしてもあの3人···いいトリオだったなw
mii

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