広島カップ

オー・ブラザー!の広島カップのレビュー・感想・評価

オー・ブラザー!(2000年製作の映画)
3.1
私は全く知らないギリシャの叙事詩「オデュッセイア」というのが原案だそうで、どこまで忠実かは判りませんが私はコーエン兄弟のオリジナルという感じで充分観れました。

炎天下の野っ原で鉄道敷設の労働を課せられていた囚人三人が脱走した。
その内の一人が投獄前に隠しておいたお宝を目指して逃避行する物語。

バスター・キートンの作品や、確か『小さな恋のメロディ』(1971)のラストにも出てきたでしょうか?「手漕ぎトロッコ」とでも呼ぶのでしょうか?線路の上をシーソーのように手でギッタンバッコンやりながら進む乗物。
逃避行の始りにこのトロッコがいい具合に出てきます。
盲目の男が線路の上を遠くからギッタンバッコンやって来るのに遭遇した一行。
渡りに舟とばかりに乗せて貰ったはいいが、この男がなんと一行の〇〇を〇〇してしまうのです。笑
実にいいシナリオ。多分オデュッ…もそうなのかしら?

このギッタンバッコンの乗物にはそこはかとなく可笑しさが漂います。
道中色々な出来事が起きますが大方そんな臭いのするコメディです。
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