Shibawithbread

ゆきゆきて、神軍のShibawithbreadのレビュー・感想・評価

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)
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・喋り方のまとまりのなさがリアリティー
・ 田中三郎軍曹
  原住民の毒矢に射たれ、狂死。
 の文字だけの威力。狂死。狂って死ぬ、狂い死に。
・お客さんも来るでしょうしねとか気を使ったと思ったら次の言葉には金儲けがなんたら言っててどっちなんだと思ったり
・さりげなく写真を撮っていくオババ📷
・見た目は家内の方がうんたらってなんかね。見た目だけ見た目はってどっちなんだ…
・食肉に話が向かってからも奥崎さん遺族側に共に座っているけど、そこからは軍人たち側に座らないといけないのではと思ったり

 なんだか完全には同意しきれなかったけれども、問題を問題として提起するような人間が全くいない社会というのは悲劇なのだと思う。しかし、よく言うように「うまくやる」のも重要で、方法を選バズにある種身侭に行動するだけでは現代にそぐわないのではないかと思う。
 最後のは矛盾じゃないのかと思ったり。一度語ったのならばつき通さなければ今までの行動の筋が通らなくなるのではないのか。一体後世のために伝えなければならないと言う語りはどこに。
 安易に聖書とか使ってしまう人はなんだか信用できない未開文明の生まれなので、宇宙とか聖書という字を掲げているのはだいぶ信用ポイントマイナスなのだが、どこ向けのアピールでしたのでしょうか。

 なんだかすごかったという感想は持った。しかしなんだかそっちが目立ってしまって内容にあまり集中できなかった。もっと国について真剣に考えている人たち向けの映画なのかもしれない。私がこの映画にふさわしくある日は来るのかはわからない。