しゅうまい

ゆきゆきて、神軍のしゅうまいのレビュー・感想・評価

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)
4.0
戦争の当事者が高齢化していく中で本人たちが語りたくないことを語らせるということは今となってはもうできないのではないか。

奥崎さんのように容赦なく聞ける人は稀有だし、ましてそれが映像として残っているということがこの映画が評価されている要因なのではないかと感じた

遺族のお母さんのエピソード

正直個人的には、奥崎さんに共感できないところもある、というかそのような部分の方が多い
本人の目的というのはぶれずに一貫していて、それを達成するためにはあらゆる手段も行使する
普段はものすごく丁寧な話し方をしているが、そこから鬼の形相に変わる変化の大きさ

ドキュメンタリーではあるけど、バシッバシッと狙って映像が撮ってある印象。かっこいい。
車のシーンとか、病院のシーンとかを見てると一瞬これはドキュメンタリーではないのではという気持ちになった。
映画全体としてかなり作り込んである印象。それは被写体もそうなのだろうか。疑問。
原監督のトーク付き上映があったらぜひいってみたい。

話を聞いていて野火のことを思い出した

結婚式のシーンは面白い、奥崎さんの曲がらなさがよく出ていると思う
周りの人はどんな気持ちなんだろうか

最後の言葉がそれが正しいとは思わないがかなり印象