このレビューはネタバレを含みます
大人の作った安全の中で、子供が冒険をしていくのが、なんだかリアルでよかった。
しんちゃんたちは他作に比べると本当に何の力も持たないただの子供であったし、とても守られていた。
今回は、中盤まではわりとがっつり子供を見守る大人側主軸の話だったような気がする。
だからこそ「お色気」を素直に応援できたし、しんのすけたちの一挙一動にハラハラできたんじゃないかなと思う。
ぶりぶりざえもんの件に関しては、しんちゃんが絶対的にぶりぶりざえもんを信じていることが伝わってきてよかった。
ぶりぶりざえもんの、口は悪くてすぐ見放すけれどいざという時に人を助けずにはいられない不器用なヒーロー像を今作品でやっと理解ることができて、またさらにぶりぶりざえもんが好きになりました。