鬼才デレク・ジャーマン。彼は今まで男色性が強く退廃した香りを強烈に放つ作品を作り上げてきた。この作品はエイズの合併症で視力を失い、死を目前にしていた遺作。
75分間全編を通してブルーのみのワンショ…
エピソードから想像出来る事態のどうしようもなさや死への肉迫、ナレーションの音質の冷たさや時折鳴り響く鐘の音など、一種の寂寞や寂寥感を感じやすい材料が揃っているが、決して同調や共感を求めて創造された形…
>>続きを読む終始青い背景にデレク・ジャーマンの自分語り
字幕が出てくるのだけどそれだとなんか違うよね。
言葉が分かれば感じ方も違うのだけど青い背景に光景が浮かんでも字幕を追ってしまう。
吹き替えにしたら良いかも…
盲目になった映画監督が音に全振りした結果
最初は字幕なしで見るのがいい
リップノイズをあえて編集しないことで出る生感
これが遺作なの凄すぎる
何度でも見たい
(20/10)
冒頭のりんの音で一…
エイズに蝕まれた身体をここまでイメージしたことはなかった。注射器とか待合室とか具体的なことを想像させる一方、それを知覚している私は青と音楽の効果で宙に漂ったところにいるような感覚があった。全て理解で…
>>続きを読む映画の音が好きで何より重要!と思ってましたが
なによりも視覚から得られる情報が大きいんだなと改めて感じさせられた作品でした。この作品の言語が母国語だったらもっと浸れたと思う。
字幕を目で追うことによ…
青は無限の色、無限に続く大空、無限とも思える海。環境音楽と、75分という上映時間をただ青色の画面が映る。デレク・ジャーマンがエイズの合併症により盲目となりながら作った作品。音声(字幕)のみで語られる…
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