orange

ホーリー・マウンテンのorangeのネタバレレビュー・内容・結末

ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

しむちょんごめんねこの前のお店で観たところまでしか観てないです…!(一人では厳しいと言うのが正直)
錬金術師と出会って7人の男女の説明のところで終わったかな?

簡潔な感想は「映画というより短編詩集のようだな」です。
よくあるストーリー仕立ての映画とはなんだか違って、監督の頭の中にある、沢山の非凡な思考や意識を繋ぎ合わせたような印象を受けました。カットとかもナチュラルじゃないからこそ引き込まれた。撮影の対象が人とか物とかじゃなくて、感覚というか形のない思索みたいなものが対象だったから何処となくピントが合っていないものを観ている感覚でした。
監督の「嘲笑い」も感じました。キリスト安売りとかまさにそうよね!虚像だらけであってこそ成り立っている世界だと思うけど監督は万物の真実を知ろうとしているのかな。どこに行きたいんだ聖域?監督が事実を全て知って誰かに伝えようとしているのが映画っていう手段な時点で虚構の世界観ってところが皮肉よね!この監督は撮影中にどんなことを考えていたのかが気になります。何を大切に思っているのかとか、何が好きなのかとかがシンプルに知りたいな。どんなことをしてる時が楽しいんだろうって。監督の人柄を知りたくなった!ドキュメンタリー観てみたい!
鮮明な色と描写に何度かヴッとなってたけど、全てに意味があると思うと何故か少し恥ずかしさを感じました。私も欲まみれの人間だっていう恥ずかしさ?動物爆発、皮剥とか不快感あったけど全部人間がやったことだと思うと恥を感じた。

金は欲しいのかって錬金術師に聞かれたところでキリストチックの人が首を縦に振ってた時に、そういえばここまでのシーンでこの人が何考えてるかわからなかったなと思いました。衝動的な行動が多かったけど(セラミックキリストを激おこぶっ壊したり、一つだけ大事に抱き抱えたり)、おっなんだ、金が欲しいんだこの人ってハッとしました。からの所詮その金もお前のうんこやでと言わんばかりの錬金術師。このあとは7人の男女と一緒に弟子になるのかな?星を司っているっていう説明があったから占術とかタロットとか分かったら面白そう!

すごく気になったのは老若男女の役者たちへの演技指導。子ども達はどう指導されたんだろう。特に目玉渡された女の子はセクシーな服を着せられてゾロゾロと歩いて怖さとか無かったのかなと気になりました。街で狂った様に踊る人たちも全裸の女性たちも洗脳されたのかな、薬投与されてるのかななんて思っちゃうくらい!やりかね無い!
p.s.最後まで観てなくてごめんなさい!!
orange

orange