バニラ

ホーリー・マウンテンのバニラのネタバレレビュー・内容・結末

ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

カルト映画の金字塔を。
盗賊と呼ばれる男が錬金術師の導きによって9人の男女と出会う、彼らは不老不死を得るための聖なる山ホーリーマウンテンを目指す。
他に類を見ない圧倒的な独創性、エロティックでグロテスクは芸術なのか。
ストーリーに隠された本質は一体なんのことやら難解、エルトポよりさらに難しかった。
監督アレハンドロホドロフスキー自ら出演、五体不満足の明るき兄さんや片目のオジサンはインパクト大。
正座したり船漕いだりしたサルは何者だろう。
マシーンで出来た性器を愛撫、睾丸コレクション1000体、普通の体育館での棺ショーなど挙げればキリがない奇怪な世界観。
いつまでも盛り上がらず後半へ。
ネタバレ。
お金と自分のマネキン燃やし、自己への意識を捨てる、欲に翻弄されてはいけない、小我を忘れ大我を見つめろと。
身体と魂は別もの、神や宇宙の導きも。
ホーリーマウンテンで不老不死になるはずが「修行で人間らしくなったから現実に目覚めよう」監督が演じる錬金術師が「現実、いやちがう映画だ」と。
さらば聖なる山でエンド、凡人な自分にはワケわからんラストでした。
スコアわからないから真中で。
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