ホーリー・マウンテンの作品情報・感想・評価

「ホーリー・マウンテン」に投稿された感想・評価

mao

maoの感想・評価

3.0
映像と世界観は最高だけど、ストーリー的に最後まで見続けるの厳しい😂
ミュージックビデオだったらパーフェクト
先日みた『ホドロフスキーのDUNE』も記憶に残っている昨日、TSUTAYAでたまたま発見。

前衛的でぶっとんでて、衣装(時に全裸w)・小道具とかも視覚的に面白い。
中盤の惑星の擬人化のところとか、グロいSFファンタジー感があって好きだけど、ちょっと後半ついていけなくなった。

監督、自分も出演してる…めちゃ創造的な人なんだな!っていう熱意は伝わる。
バニラ

バニラの感想・評価

2.5

このレビューはネタバレを含みます

アレハンドロホドロフスキー監督。
TSUTAYA良作発掘、カルト映画の金字塔、皆さんスコア高い。
盗賊と呼ばれる男が錬金術師の導きによって9人の男女と出会い、彼らは不老不死を得るための修行をし、聖なる山ホーリーマウンテンを目指す。
他に類を見ない圧倒的な独創性、エロティックでグロテスクは芸術なのか。
ストーリーに隠された本質は一体なんのことやら難解、エルトポよりさらに難しかった。
監督アレハンドロホドロフスキー自ら出演、五体不満足の明るき兄さんや片目のオジサンはインパクト大。
正座したり船漕いだりしたサルは何者だろう。
マシーンで出来た性器を愛撫、睾丸コレクション1000体、普通の体育館での棺ショーなど挙げればキリがない奇怪な世界観。
いつまでも盛り上がらず後半へ。
ネタバレ。
お金と自分のマネキン燃やし、自己への意識を捨てる、欲に翻弄されてはいけない、小我を忘れ大我を見つめろと。
身体と魂は別もの、神や宇宙の導きも。
ホーリーマウンテンで不老不死になるはずが「修行で人間らしくなったから現実に目覚めよう」監督が演じる錬金術師が「現実、いやちがう映画だ」と。
さらば聖なる山でエンド、凡人な自分にはワケわからんラストでした。
スコアつけれないから2.5で。
なふ

なふの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

しむちょんごめんねこの前のお店で観たところまでしか観てないです…!(一人では厳しいと言うのが正直)
錬金術師と出会って7人の男女の説明のところで終わったかな?

簡潔な感想は「映画というより短編詩集のようだな」です。
よくあるストーリー仕立ての映画とはなんだか違って、監督の頭の中にある、沢山の非凡な思考や意識を繋ぎ合わせたような印象を受けました。カットとかもナチュラルじゃないからこそ引き込まれた。撮影の対象が人とか物とかじゃなくて、感覚というか形のない思索みたいなものが対象だったから何処となくピントが合っていないものを観ている感覚でした。
監督の「嘲笑い」も感じました。キリスト安売りとかまさにそうよね!虚像だらけであってこそ成り立っている世界だと思うけど監督は万物の真実を知ろうとしているのかな。どこに行きたいんだ聖域?監督が事実を全て知って誰かに伝えようとしているのが映画っていう手段な時点で虚構の世界観ってところが皮肉よね!この監督は撮影中にどんなことを考えていたのかが気になります。何を大切に思っているのかとか、何が好きなのかとかがシンプルに知りたいな。どんなことをしてる時が楽しいんだろうって。監督の人柄を知りたくなった!ドキュメンタリー観てみたい!
鮮明な色と描写に何度かヴッとなってたけど、全てに意味があると思うと何故か少し恥ずかしさを感じました。私も欲まみれの人間だっていう恥ずかしさ?動物爆発、皮剥とか不快感あったけど全部人間がやったことだと思うと恥を感じた。

金は欲しいのかって錬金術師に聞かれたところでキリストチックの人が首を縦に振ってた時に、そういえばここまでのシーンでこの人が何考えてるかわからなかったなと思いました。衝動的な行動が多かったけど(セラミックキリストを激おこぶっ壊したり、一つだけ大事に抱き抱えたり)、おっなんだ、金が欲しいんだこの人ってハッとしました。からの所詮その金もお前のうんこやでと言わんばかりの錬金術師。このあとは7人の男女と一緒に弟子になるのかな?星を司っているっていう説明があったから占術とかタロットとか分かったら面白そう!

すごく気になったのは老若男女の役者たちへの演技指導。子ども達はどう指導されたんだろう。特に目玉渡された女の子はセクシーな服を着せられてゾロゾロと歩いて怖さとか無かったのかなと気になりました。街で狂った様に踊る人たちも全裸の女性たちも洗脳されたのかな、薬投与されてるのかななんて思っちゃうくらい!やりかね無い!
p.s.最後まで観てなくてごめんなさい!!
SAKI

SAKIの感想・評価

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人の、生きるそのもの。ラストにやられる。

このレビューはネタバレを含みます

志村へ  卒論頑張れ〜!🎌

うーん、「嗚呼よかった」ていうのがラストの感想。

3秒に1回What's happen?!って叫びたかったから一回見ただけじゃ自分の感想自体よく分かんないけど、
何をテーマにしてたと思う?って聞かれたら「すべての束縛からの解放」だと思いました。

前半部分はキリスト教中の禁忌という禁忌を破り散らかし、しかもそれをキリストが行う始末。きっとクリスチャンの人たちにとっては宗教はあまりにも自分の生活の全て、価値観の根源を構成しているもので、自分を形作るほぼ全てなんだろうと想像します。それを全破壊するだけの映像が前半部分。だって多くの人類に慕われる人格者を赤ちゃんのように描いてる時点でやっちゃいけないことをとりあえず全部ひっくり返してやってみた、にしか見えなかった。
金で釣る、をそのまま映像化したシーンからの、黒山羊を背にした悪魔を彷彿とさせる師が現れてから物語は後半に突入したように感じた。本来悪魔に導かれるというのはあってはいけないことだけど、甘い言葉、すべてを心得たような絶対的な存在に導かれて、キリスト含めた世界の偉い狂人達が、観客にも理解できる感情を持った人間に見えて来る。(変わって行った?)
金を捨て、立場を捨て、髪を捨て、心の拠り所を捨て、この世で生きて行く上で重視されるものを自ら捨て、束縛を捨てていく。
すべてを捨てたことでまた生まれた修行という名の大束縛も、ラストの「これは映画である。偽物である。明日からも私達は実生活を生きていかねばならない。」という告白でその世界すら手放した。観客は肩に入っていた力という名前の束縛からも解放される。
地味に気になっていた永遠についてくるチンパンジーと美女とキリストもカップル成立して承認駆け落ち。私にはそこにキリストの確固たる意志を別に感じなかったから、先生に言われて従った子供のようにしかみえなかったけど、束縛から解放されて念願の女とくっつけたという美談に見えなくもない。
以上を踏まえて、私は上記テーマを感じました。

個人的な感想ゾーン的には、エゴで、決まりで、実態のないものをあると信じ切って、全くそれに関係ない動物や人を平気で巻き込む人間の傲慢さに結構腹が立ちました。後半はそうでもなかったけど前半はなぜか全身の毛が剥がされ腹を裂かれた犬?をシンボルのように掲げて自信満々に歩いている人間を見て心の底から馬鹿じゃねえのかと思いました。尚且つ自分たちを高尚なものと信じてる人間に生まれたことを恥ずかしく思いました。だからこそ途中訳もわからず犯され始めたけど女性が楽しそうにカメラにピースしていたシーンでちょっと溜飲が下がりました。これ以上高尚なふりをした生き物を見たくなかったから、アニマルな自分たちを肯定しているようでスッキリしました。後半は馬鹿だな面白いな、と思って見てました。
ちなみにネプチューンが言っていたこの世の家族というコミュニティを無くし、一人一人自由になるべきだという主張が中々記憶に残っています。
30年前に観ていたがその時はサッパリ意味が分からずじまい、ストーリーも全く覚えていなかったので再見。但しこの監督の前作「エルトポ」に関しては文句無しの人生初の5つ星を付けたほど衝撃を受けている。

今作のホーリーマウンテンは全カット、シーンが衝撃映像。「ミッドナイトサマー」のヤバいシーンが何の脈略も無く最初から最後まで続くアートフィルムカルト映画。グロ、エロ満載で時代、お国柄を感じる。時代で似たような作品が開花する時がある。現代に例えるなら「万引き家族」と「パラサイト」。80sだと「プラトーン」「カジュアルティーズ」等。ホーリーマウンテンの兄弟作は「時計仕掛けのオレンジ」といったところか。

とにかくクセが強い!お金の本質なんてウンコだよんってのも笑っちゃっいました。
手間暇、お金のかけかたも尋常じゃない!後半にかけ名言がいくつも出てくる。ラストはこの時代ではかなりセンセーショナルだったはず。(ん!?ここで蒲田行進曲かよ😭かなりガッカリ😖急に現代感覚。ノスタルジーに浸ってたかった!)
吹き出す血がカラフルで鳥や苺がでてくるポップさ、建物やら個性的で芸術的、出
でてくる人はみな変態
とても楽しく、最後まで裏切らないホドロフスキー

タロット知ってるとより楽しめそう
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