ま

マジックのまのレビュー・感想・評価

マジック(1978年製作の映画)
3.6
若き日のアンソニー・ホプキンス主演、1978年のホラー・ミステリー映画。
売れないマジシャンの主人公(アンソニー・ホプキンス)はファッツという人形を使い腹話術を始めたところこれが大ヒット。
一躍スターとなるのだが、かつての恋人が忘れられず突然姿を消してしまう。その後追いかけてきたマネージャを殺してしまい破滅へと向かう話。

本作でのアンソニー・ホプキンスの演技がとにかくイッてる。
仕事以外でも腹話術で人形と度々話しをするのだが、まるで人間が二人で会話しているような技を見せるの良いとして、自分の都合の良いように会話をもっていったりしてるんだけど、でもあくまで僕は正常でファッツがおかしな事を言ってるんだよという様な解釈を一人二役で行う。
殺人を犯すときも自分がやったのではなく人形が暴走して行ったかのような、自分は悪くないという素振りを見せる。
人形がやったかのようなセリフ、カメラワークがまた不気味。

これぞ怪演。
同じアンソニー・ホプキンスが演じたレクター博士(羊たちの沈黙)は知的なサイコだけど、こっちはサイコ人形使い。
ま