dieBananaSuki

プリーストのdieBananaSukiのネタバレレビュー・内容・結末

プリースト(2011年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

全体的に作り手の無邪気さが感じられた
自分が思うカッコいいや、これとこれ混ぜたいみたいな思いはわかる
だが、私はそれに乗れなかった
美意識のすれ違いが不幸にも起こってしまった
未来の話なのにガジェットをさほど使わず、肉弾戦が主体なのは違うし、そろそも未来である必要性がない
なによりバイクがだせーの
話は妙にこじんまりとしているし、展開はなんか盛り上がりに欠ける
登場人物も設定も不要なものが多いし、展開も回りくどい感じがし、とにかく合わない

加えて、類似する先行作品に勝てる箇所が少ない
西部劇的なヴァンパイアものとしてのカーペンターのヴァンパイア
ゴテゴテでストレートな娯楽作のヴァンヘルシング
スタイリッシュなブレイド
映画ではないが、中二要素の強いヘルシング
これらに勝てていない
これら高いハードルを超えろというのは無理難題かもしれないが、受け手としてはそれらに何かしら勝るものが観たいと思うのもまた事実
それらを超えずとも、なにか心地よさがあれば良いが、美意識が合わないのでそれも叶わず

唯一良かったのは、聖書から十字架型の手裏剣が出るシーン
これはカッコよかった
そこだけは見る価値あると思う
貶しまくってしまったな、もう少しいいところにも目を向けたいが、あまりそうしようと思えるものでもないのが残念だ
合わないから