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沈黙のtakerootsboyのレビュー・感想・評価

沈黙(1962年製作の映画)
4.9
はげしー。こんなにセックスシーンがリアルな映画見たことねぇ。女が自分の苦悩をごまかすためにするセックスのおぞましさ&エロさがほんとエグい。苦しみで号泣してる女のスカートをジリジリまくりあげながら、おっさんがバックから挿入してるシーンのあの生々しさ。まさにエログロ。リアル。この映画見ると、女の感情ってあらゆる意味でホンマに深いんやろうなって思う。この映画では、憎悪と色情と孤独感がドロドロに混じり合って、もう男にはついていけないくらい、とんでもないことになってる笑 ここまで来るとホラー。女と比べたら男ってほんま能天気で、何も考えてなくて、アホやなぁって思うと同時に、男はここまでエモーショナルな地獄を味わわなくて済む分、幸運だと思う。女が負の感情の迷宮にまよい込んでいくダークなムードと、陰翳の濃厚な映像の感覚がすばらしい。まるで悪夢を見てうなされてるような気分になる。言葉が通じないってのは、心が通じないのにくらべると、なーんの問題にもならない。家族であっても、通じないものは通じない。他人と何も変わらない。その絶望感と恐怖。そして、そんな状態で近づく死の恐怖。人間がお互いに分かり合い、幸せになるためには、一体何が必要なのか。そのひとつの答えとして精神という言葉が挙げられていて、そのほかは映画を見ている我々が自ら探さなければならない。ディープ&ダーク&どろっどろ。&ドロドロのエロさ。これだからベルイマン好きよ。この映画はベルイマンの中でも2番目か3番目に好き。たまんねー。