Taul

大列車作戦のTaulのレビュー・感想・評価

大列車作戦(1964年製作の映画)
5.0
『大列車作戦』初鑑賞。U-NEXT。こんなに面白い戦争映画を見逃してたとは。1944年夏パリ解放間近、ドイツへ向け列車で運び出される美術品の争奪戦。モノクロのパンフォーカスで迫力満点に描かれるサスペンス&アクション。オープニングにテロップが出たがフランスの国鉄や軍隊の全面協力があったみたいでその鉄道描写や戦時中の雰囲気がリアルで堪らない。じっくり見せたりすぐに切ったりの編集のメリハリも好みだ。ナチスの大佐が芸術狂という個性的な悪役で、レジスタンスであるバート・ランカスターの反骨魂と一騎討ちになっていく様も見もの。『戦場にかける橋』と似た味わいに辿り着く反戦映画でも。名作だった。
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