あみるかん

ナイロビの蜂のあみるかんのレビュー・感想・評価

ナイロビの蜂(2005年製作の映画)
2.9
母に強く勧められて鑑賞。Filmarksの評価も悪くなかったので期待値高めで観たのですが、特に何とも思わなかったです。

主人公の奥さんは自分の信じる正義を貫いて行動するのは良いと思うけど勝手すぎて全く共感できなかった。こういう空気読めない人間嫌いです。本当にパートナーの事を大切に思ってたらもう少し考えて行動すると思うんですよね…

実話を基にしたストーリーだとしたら感動したと思いますけど、これはフィクションですからねぇ…個人的にはフィクションの割にはストーリーにドラマチックさが足りないと思いました。

一方で欧米の製薬会社が発展途上国でリスクの高い治験を実施しているのは事実らしく、そこにスポットライトを当てて映画を撮ってみようと考えた企画そのものは知的で良かったと思います。

それと相変わらずイギリス政府の闇は深いと感じました。『バンク・ジョブ』みたいなことが本当に起きる国ですからね。
こういう映画が沢山あるって事はイギリス人には政府に不信感を抱いてる人が多いという事なのでしょうか?国民の政治に対する関心の高さが伺えるような気もします。
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