はせ

ナイロビの蜂のはせのレビュー・感想・評価

ナイロビの蜂(2005年製作の映画)
3.5
『映画と本の意外な関係!』シリーズ。

ジャスティン・クエイル(レイフ・ファインズ)はイギリスの外交官。ケニア・ナイロビに駐在中、ジャスティンの妻テッサ(レイチェル・ワイズ)は、医師アーノルドと共に精力的に慈善活動を行っていた。ジャスティンはガーデニングに没頭し、妻とすれ違う。ある時、テッサがアーノルドとの不倫中に強盗に殺害されてしまう。衝撃を受けたジャスティンは、事件の真相を追うこととなる。彼女は生前何をしていたのか?なぜ殺されなければならなかったのか?彼女は本当に自分を愛してくれていたのか?背後に製薬会社の陰謀があることを突き止めるが…

『シティ・オブ・ゴッド』フェルナンド・メイレレス監督作品。ジョン・ル・カレが事実を基にして書いた小説が原作。レイチェル・ワイズ助演女優賞作品。

レイチェル・ワイズ扮するテッサはいきなり死んじゃうので、基本的にジャスティンの思い出の中に現れるのだが、その姿が本当に美しい…。

ジャスティンは真相に近づくにつれて、妻のことを全く知らなかった、本当に愛してやれなかったのだと気づく。『シンドラーのリスト』でしかレイフ・ファインズを意識して観ていなかったが、素晴らしいダメ夫ぶりだった。悲しすぎる。
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