これは……これは。これは…！！！
なんという傑作…
前半の、暗いながらもどこかほのぼのとした田舎の捜査ドラマ、けれど気づかないうちに監督が滑り込ませている数々の伏線…遠景で社会情勢を示唆するその計算されたやり口…それが一気に後半。怒涛の、濁流のような流れで一挙に放出されていく。いくつもの社会的矛盾が生んだ澱みが、ここで一気に濁流になってすべてを押し流していく感じ。鳥肌がたつわ。
てか、お隣で身近な国ながら80年代にバリバリ軍事政権下ぢったって、考えると背筋が冷たくなる…こういう国でこそ生まれる傑作なのかもしれん。
母なる証明は最高だと思ってたけど、ポン・ジュノ の凄さを全然知らずに生きてきたわ…なぜもっと早く見なかった。しかしパラサイト観る自信なくしてきたww
