韓国で実際に起こった10人もの女性が強姦殺人の被害者となった事件。
パラサイトの監督(ポン・ジュノ)作品とあって、観ました。
拷問により自白させようとしたり、「拷問していることは子どもでも知っている。」と言われたりと、当時の警察の実態を表しています。
当時はDNA鑑定も韓国ではできずにアメリカに持って行くしかなかったんですね。
未解決事件なので犯人が分からず終わってしまうというもどかしさがありますが、むしろ何でも強引に決めつけて、事件の真相にたどり着けない所こそがこの映画の見どころであったように思えます。
ラストのパク刑事(ソン・ガンホ)と少女の会話シーンはとても印象的。
ゾクゾクっとした余韻を残しながら終わってしまいます。