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ブロンドの殺人者のkazu1961のレビュー・感想・評価

ブロンドの殺人者(1943年製作の映画)
3.7
🔸Film Diary————————————————-
▪️本年鑑賞数 :2021-505 再鑑賞
▪️#死ぬまでに観たい映画1001本 458/1001

🖋チャンドラー原作のハードボイルド小説、探偵フィリップ・マーロウシリーズ「さらば愛しき女よ」を原作とした作品で、三度映画化されている作品です。本作はその中でも、ドミトリク監督が、大胆な画面構成と切れ味鋭いタッチで描いて、フィルム・ノワールを代表する1本となっています。

🖋1975年のR・ミッチャム版「さらば愛しき女よ」が我々の年代的にはヒットしましたが、本作の方が完成度が高い作品だと思います。色んな俳優陣がフィリップ・マーロウを演じてきましたが、本作のディック・パウエルが雰囲気も年齢的にも一番ハマっている俳優だと思います。またパウエル自身も本作でイメージチェンジをはかって見事に成功しました。

🖋また本作、暗闇に光る街のネオンや、ガラス窓に映る人影など、コントラストの効いた映像が効果的に使用され、フィルム・ノワールらしさがとても際立った作品です。エンディングもとても好感が持てますね!

😊物語は。。。(参考:Amazon より)
1941年のロサンゼルス。私立探偵フィリップ・マーロウは、刑務所から出所したばかりのマロイから別れた女を探してほしいと脅される。しかし、彼女を探し歩くマロイの後から、彼女を知っていた人間が次々に殺される事件が起きる…。

🔸Database————————————————-
🎥邦題 :『ブロンドの殺人者』
原題(英題):『Murder, My Sweet』
🎥製作国 :アメリカ
🎥初公開 :1944
日本公開 :1988/05/08
🎥上映時間 :95分
🎥受賞 :※※※
🎥監督(製作):エドワード・ドミトリク
脚本 :ジョン・パクストン、フランク・フェントン
原作 :レイモンド・チャンドラー
撮影 :ハリー・J・ワイルド
音楽 :ロイ・ウェッブ
出演(声優):ディック・パウエル、クレア・トレヴァー、アン・シャーリー、マイルズ・マンダー、オットー・クルーガー

🔸Overview (Amazon より)———————
ある女性を捜索する探偵の行動を通して30ー40年代のアメリカの暗黒面を浮き彫りにしてゆく。製作はエイドリアン・スコット、監督は「十字砲火」のエドワード・ドミトリク、原作はレイモンド・チャンドラーの『さらば愛しき女よ』で3度の映画化のうち本作品は2度目の映画化にあたる。脚本はジョン・パクストン、撮影はハリー・J・ワイルド、音楽はロイ・ウェッブが担当。出演はディック・パウエル、クレア・トレヴァーほか。
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