2020/11/26
監督 スティーブン・ソダーバーグ
マイケル・ダグラス
ベニチオ・デル・トロ
ドン・チードル
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
【公園に、灯りを】
ワシントンDC、カリフォルニア、そしてメキシコ、それぞれの地で判事、運び屋、捜査官等、麻薬取引に関わる様々な人々の物語が、やがて交錯していく様を描く社会派スリラー。
ソダーバーグ監督でもう一本。
これまた凄い映画でした。
警察すら取り込む強大な麻薬組織、はからずも悪の道に堕ちていく人、メキシコってなんて怖いんだと思った記憶。
豪華キャストが共演、薬物中毒の娘に苦悩する判事のM・ダグラス、正義を貫こうとするメキシコ側の捜査官役を演じオスカーに輝いたB・デル・トロ。
しかし個人的にはそれらを上回る印象を残したのは家庭を守る為に手段を選ばない母親役を演じたC・Z・ジョーンズだった。
3つの場面それぞれ映像の色を変える手法も特徴的、アメリカの麻薬問題、闇の深さに息を呑んだ一本、とても見応えある作品でした。
鑑賞日2001年4月頃 劇場にて