20年前観た時は分からなかった。
何故に賞総ナメ?と思ったが再鑑賞で納得&圧巻。
私達にも降りかかる怖さ描いている。
ボーダーランのハシリの様な内容で麻薬カルテルの抗争など遥か遠くの世界。
確かにそうかもしれないが、本作はその根源の近く(蟻の巣の入り口の様な場所)を写しながらも幸せな遠くの家庭にまで浸透しうる恐怖をも描いている。
金持ちも貧乏人も統一して酷く悲しい結末をもたらす悪魔。
悪魔に頼るしかなかった心の闇。
ただハイになりたかっただけの人。
なんであれ結末には悪魔が待つ。
では悪魔とは何か、
この2人のセリフに反映されてる。
汚職将軍:
「治療?そんなもの必要ない。過剰摂取で勝手に死ぬ」
富裕層の少年:
「麻薬なんか見たこと無くても、
毎日金持ちの白人がここでヤク買えるか? って聞いて来たら誰でも売人になる。1日500ドル手に入る。売価は原価の3倍。」
一度、悪魔と握手したら元に戻るのは至難の業。
まずは、
朽ち果てた野球場にライトを。
仕事で無くした家族との時間と絆を再び。
当たり前のそこから
再スタートなのかもしれない…