青二歳

豪姫の青二歳のネタバレレビュー・内容・結末

豪姫(1992年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

勅使河原宏著"古田織部ー桃山の茶碗に前衛を見た"の表紙かっこいい。茶の湯という美意識のエポックメイキングを描きたいらしい。古田織部編。
前作で利休演ずる三國連太郎が今作は薄らハゲ。股間ペシッペシッヾ(・ε・。)。死体から鎧や刀を奪い漁り、さらにバイアグラ飲んだ挙句腹上死とか最高すぎます。また高山右近に迫るシーンも素晴らしいです。架空のキャラクターですが利休以上に存在感をなお増しに増して来おります…
古田織部は仲代達矢。後期仲代達矢のキャリアでは断トツで好き。目玉ひん剥いてない。彼は粗野な役より洗練されたインテリ役しかも神経質そうって役が似合う。

秀吉は山崎努にして欲しかったけど、主役じゃないからこのくらい薄いキャストでいいのかも。ただ高山右近の松山幸四郎は薄すぎて頂けない。そして最も困るのがウスという下男…もはや要らないんじゃないかな…?うーん…緒形拳なら素敵かも。または茶の湯政道の魔性の表象にしちゃうなら若い原田芳雄とか…ならば、なんか意味を成すかもしれない。宮沢りえは良かったです。出演時間をもっと短くして脇役って感じに落ち着けた方がなお良かった気がするけど、そこは広告代理店とかのご都合ですかね…総じて人気役者を組み込もうとしちゃう近年の邦画のダメなところが目についてしまい残念です。
人物描写というか内因からの表現に重きを置く監督でもないでしょうから、記号を果たす存在感のある役者さん使わないと…どーにもならんよね。

ともあれ面白かったです。勅使河原宏の物フェチに満ちているし、前作より庭や自然も含めた画面が多くて、画面の中で"しつらい"を仕上げてきてかっこいい。