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恋する惑星のatyのネタバレレビュー・内容・結末

恋する惑星(1994年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ずっと見たかった映画で、行く先々のGEOやBOOKOFFで、DVDコーナーを一通り見るくらいには探していたので、やっと見れてとても嬉しい。

香港の狭くて煌びやかで人が行き交う美しい映像と、繰り返し流れる音楽がとても良い。映像と音楽と俳優がマッチして、映画でしかできない体験。

二組の男女が殆どすれ違わないのが、以外だった。もっと複雑に絡みあって面白くなっていくと思ったのに。短編小説みたいに、切れているけれど、作者の手の内にあるという共通点で繋がっている、という微かな繋がりだけを感じる。恋の終わりと始まりがテーマなので、「弱い繋がり」ということを意識したのかと想像してみる。

例のエスカレーターのシーンは、長く探していたこともあって感動。窓から顔を出すとすぐにエスカレーターという構成は、映像的にも建築的にもとても面白い。エスカレーターの見上げ・見下ろし、家の中から室内を含めてのショット、どれもとても楽しい。

フェンが実は金髪の女だった、と想像して見ていたのだけれど、いくつか解説読んだところ違うっぽい。でも二人同時に登場した瞬間はないし、金髪のカツラがキーにもなっているので、この解釈の方が面白くないですか?

中国語字幕で理解するにはまだ難易度が高すぎた。広東語って、中国語と全然違うやんけ…。
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