ぶちょおファンク

恋する惑星のぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

恋する惑星(1994年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤★3 中盤★2.5 終盤★2.5

恋しい想いにも消費期限があるんだ。。。

昔観た時は画質も音質も悪く、それが“香港”らしく、
雑多な中に繊細な表現を入れて大変に面白く感じたと思いますが、
技術の進歩で最新ヴァージョンでは画質も音質もクリアになり、
以前あった混沌とした良さが感じにくく、
庶民的な薄汚れたのが持ち味の食堂が改装して、こざっぱりとした雰囲気になってしまった感はある。
そして色んな作品を経て“今”観ると評価はこんなもんかと。

撮影のクリストファー・ドイルの名前がフィルマークスには記載されていませんが、ドイルも一時日本でもてはやされたり、香港がまだ中国に返還される前のもっとも色んなパワーが集まってエネルギッシュだった頃の代表作のひとつであることは間違いないですね。

フェイ・ウォンとトニー・レオンのパートでの「カリフォルニア・ドリーミン」の選曲は良いのに何度も使いすぎでウザかったし、「夢中人」も劇中とエンドロールに流すのは芸がない。
まあこのしつこさも当時の香港らしさなのかも。。。


2017年202本目(再見)